2011年4月28日木曜日

現代生活の中で、身体に必要なものを上手に見つける (Part 1)


人間の体は、古代からの遺伝子プログラムに従って機能していますが、現代に暮らす人々のほとんどが、プログラムに組み込まれていない未知のストレスと向き合って暮らしています。それらのストレスにはまだ身体が適応しておらず、これからもその可能性は低いでしょう。近年の工業化は、自然淘汰や環境適応の過程をはるかに上回るスピードで襲来しています。これらのストレスは、私たちの身体の基盤となっている化学物質のバランスを崩し、医薬品頼みの社会がその治療を行っているわけです。その結果、身体にはさらなる毒性が加えられ、体調不良の悪循環が加速するだけなのです。

この目まぐるしく変化する社会では、バランスを取るということが鍵となります。古代の狩りや採集の生活に戻ることはできませんし、100%オーガニック(有機栽培)で未加工のものだけの食生活も、現代に暮らす私たちには現実的ではありません。しかしながら、私たちの成り立ちを遺伝子的にとらえ、理解することで、現代社会での運動、食事療法、そして生活スタイルを保ちながら簡単な対策を取ることが可能です。
1、酵素。この目立たない小さな化学物質は、食物の中に存在し、私たちが食べた物を栄養成分に分解します。そして、私たち自身が本来持っている消化酵素の働きを軽減してくれるという非常に大事な働きをします。残念なことに、私たちの調理を愛する心が、食物中の多くの酵素を破壊し、調理済みや加工済みの食品が酵素を疲れさせ、老化作用に拍車をかけるのです。はるか昔の私たちの先祖が、何十万年もの間食べていたのはほとんどが未加工だったということを考えてみてください。そして、現代の食生活と比べてみてください。
 
2、血液中の酸とアルカリのバランス。圧倒的に酸性に偏った現代の食事に対処すべく、私たちの体は、貯蔵しているミネラルを犠牲にしながら酸とアルカリのバランスを保つために頑張って働いています。もしそうしなければ、加齢とともに病気になり骨量が低下するでしょう。過剰な加工食品、乳製品、砂糖、そして肉は、過度の酸性化を促し、逆に、ミネラルが豊富な果物や野菜は、アルカリ性へと導きます。
3、運動と運動不足。私たちの先祖である原始人は、寝るときと死期が近づいた時以外はほとんど動いていました。現代人は運動量がとても少ないので、体が、死期を迎える準備をしているのかと思ってしまいます。そして、中年期が始まるまでに、これから先の自分自身を守るために化学物質を放出するのです。


4、非常に多くの植物。多種多様なハーブ、果物、そして野菜は、ほとんどの原始的文化において主食でした。そして、生命の源として、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、脂肪酸、そしてその他の無数の必要不可欠な植物の化合物という形で、多くの植物性栄養素を与えてきました。今日では、それらの大事な栄養素が全く足りていない砂糖や穀類から精製された炭水化物が、新しい食文化の主食となっています。合成ビタミンで栄養価を高めた加工食品は、私たちの体が必要としている複雑な植物の栄養素の代わりになることは決してありません。

他にも、体が必要としているバランスを完全に崩しているのは、睡眠、呼吸、日光、そして断食です。それ以外にもたくさんあり、美のためには、これら一つ一つがほんの少しずつ調整され、バランスを取らなくてはなりません。ほとんどの伝統的文化では、すでに食生活や生活様式は進化しており、例えば地中海地方の食文化のように、遺伝的または肉体的に必要としているものと調和がとれてきています。旅をすれば世界のいたるところで、こういった先人の知恵が活かされているのを見ることができます。問題なのは、大手企業やスーパーマーケットの文化が私たちを混乱させ、もはや何を食べてよいのか分からなくなってしまっていることです。それに製薬業や加工食品業も加わって、全体として非常に病んだ文化となっているわけです。



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